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ら ・わアルファベット・数字

サービスカード■さーびすかーど

 買ったり売ったりするともらえる、割引券のようなもの。ポイントカード、メンバーズカード。
 ゲーム販売店が配るものでは、枚数を集めるもの、スタンプを押していくもの、磁気でデータが更新されるもの、など多種。リピーターを増やすための作戦。一生懸命に集める人や、面倒だからと捨ててしまう人など、それぞれに性格が出て面白い。ゲーム販売店に限らず、いろんな業種で配りまくられているため、お財布の中身がごちゃごちゃしてしまうけど、それは渡す店員も承知の上。もらってくれないと、ちょっとさびしい(^^;

最新型■さいしんがた

 「一番新しい形式番号を持つゲーム機本体」 のこと。ゲーム機本体内部が(良くも悪くも)バージョンアップしていくのは、家電大手SONY(ソニー)を親会社に持つSCE(ソニー・コンピュータ・エンタテインメント)が顕著。「最新型登場!」や「最新型、買い取り○○円!」というように使われます。

次世代機■じせだいき

 1994年〜翌々年に発表・発売されたゲーム機本体のこと。「3DO(パナソニック)」、「セガ・サターン(セガ)」、「プレイステーション(SCE)」、「PC-FX(NEC)」、「ニンテンドウ64(任天堂)」(※発売順)。それぞれ、「メガドライブ(セガ)」や「PCエンジン(NEC)」、「スーパーファミコン(任天堂)」の後継機。ポリゴンによる3D表示、大容量のデータが扱える光ディスクを採用、という現在のゲーム業界を象徴する主流はこの辺りから。しばらくは、「とりあえずポリゴン使って、3Dになってりゃいい」、みたいなゲームが多かった(^^;

実売数■じつばいすう

 そのまま、「実際に売れた数」のこと。ソフトメーカー的には出荷した時点で「売れている」ので、どちらかというと、ゲーム販売店などでよく使われる言葉。ゲーム雑誌の売れ行きランキングなども、これをアンケートで集計している。 店頭に並んでいる在庫の分だけ出荷数とは差があり、実売数=入荷数×消化率

試遊台■しゆうだい

 「ゲームソフトや、ゲーム機本体の性能を試してみることができる台」のこと。ゲーム販売店の店頭や、イベントの会場、販売店向けの商談会 会場などに設置。ちなみに、ゲーム販売店に置かれているものはほとんど有料で、テレビモニターから本体、台自体までを、ソフトメーカーから購入して設置する、という形。
 設置するからには遊んでいただいて、できれば予約実売数に結び付けたいところなんですけど、開店から閉店まで、ずぅーっと遊んでる人も ・・・たまに・・・ねぇ(^^;

十字キー■じゅうじきー

 方向キーの中でも、特に十字の形をしたボタン。任天堂の全家庭用ゲーム機コントローラの左側に居座り、上下左右 の操作に使われる。そもそもは、アーケードゲームだった「ドンキーコング(任天堂)」を、薄い電卓のような形をしている「ゲーム&ウォッチ(任天堂)」に移植する際に、横井軍平によって考案されたもの。(※これ以前にも「ゲーム&ウォッチ」は発売されていたが、方向キーの必要のないゲームばっかりだった)。ちなみに、この「十字キー」が発明されるまで活躍していたのが、棒状のジョイスティック
 有名な話ですけど、任天堂が「実用新案」(←まさひこの記憶。「特許」かも)を取っている(取っていた?)ので、他メーカーは同じものを作ることができず、それぞれ微妙に形を変えたものを搭載。「プレイステーション (SCE)」は4つに分割された「クローバー型」だし、「Xbox(マイクロソフト)」や「セガ・サターン(セガ)」は「丸型」ですね。そういえば、「ドリームキャスト (セガ)」は思いっきり「十字型」なんですけど、これに対しては、「任天堂に特許料を支払った」「特許が切れている(※特許なら20年間なので、やっぱり実用新案かな?)」「内部の構造が微妙に違うのでオッケー」「無断借用」と、いろんな説がささやかれています。けれども、発売元のセガ(当時は「セガ・エンタープライゼス」)がノーコメントで通しているようなので、真実は誰にもわかりません(^^;

修理■しゅうり

 故障したゲーム機本体を、元通りに直すこと。また、 同じようにゲームソフト(ゲームカートリッジディスク)を元通りにすること。
 ゲーム機本体の修理は、各ハードメーカーでしかできないので、ゲーム販売店を通したとしても、ハードメーカーに送り返すことになる。修理期間は 、だいたい1〜2週間(ハードメーカーが動いていない年末年始・お盆を除く)。基本的に、保証期間内なら修理は無料。ただし 、故障内容によっては、ごくごく稀に「修理不能」や「買いなおし」を宣告されることも。その場合は、文句を言う前に、扱いが荒かったことを反省しましょう(^^;

出荷数■しゅっかすう

 ソフトメーカーから出荷された数。よく、「初日に100万枚!」とか「国内500万台!」というよう な場合は、ほとんどコレで、「実売数」ではない。実際に売れた数(の推測)を出すためには、消化率を掛け合わせる必要がある。

純正品■じゅんせいひん

 ゲーム機本体を製造しているハードメーカーが発売している商品のこと。他社製のものも多いオプション関連でよく使われる言葉。値段を比べると高いものが多いけど、「ちゃんと使える」という安心感は絶大。 ちなみに他社製でも、ちゃんと許諾を得て発売されているものがライセンス品

正月■しょうがつ

 ゲーム販売店に限らないけど、特に忙しい季節のひとつ。元旦の売り上げ瞬発力は1年でも最高。
 お子さまが自分のお年玉で買うことが多いので、少しでも安い中古品がよく売れる。クリスマスで売れ残った在庫を処分するために 催されるワゴンセールなども期待大。ちなみにその後、半月は、燃え尽きたように来客数も減るため、発売されるゲームも少な い。売れ筋が出てくるのは、1月最終週以降。それと、余談だけど、正月にお休みしているソフトメーカーや卸し問屋、そのへんのデパートや商店街 って、サービス業失格だと思いません?(^^;

ジョイスティック■じょいすてぃっく

 方向キーの元祖。棒状のものを傾けることによって、上下左右の方向を入力する装置。アーケードゲームや、初期のゲームのコントローラに搭載。現在の家庭用ゲーム機にも、十字キーでは遊びにくいゲームソフトのために、 別売りオプションとして用意されています。
 形も大きく、高価になりやすいのが欠点だけど、ナナメ方向への入力速度など、勝る部分もあって一長一短。「ワイン」「かぶせ」「ブッさし」など、人によっていろんな持ち方があるのも特徴のひとつ。ボタンと同じように、デジタルなものとアナログなものがあります。

消化率■しょうかりつ

 「仕入れた(出荷した)商品が、どれだけ売れたか」、という割合。もちろん、発売日からの経過日数によって売れ行きが違ってくるので、「発売日の」とか「初週の」といった言葉が前に付く。例えば、100本(枚)仕入れた(出荷した)ゲームソフトが、発売日に50本(枚)売れたら、「発売日の消化率は50%だった」、というように使う。消化率=実売数÷入荷数出荷数

消費税■しょうひぜい

 現在(ページ一番下の更新日時参照)は5%。税金。「これくらいおまけしてよ」と言われることもあるが、「チリも積もれば山となる」とはよく言ったもの。仮に、年間売り上げが1億円しかなかったとしても、消費税は953万円。これをおまけすると、社員のボーナスが吹き飛んだり 。2004年4月1日からは、消費税込みの販売価格を表示しなければならなくなった(;;

商品説明■しょうひんせつめい

 ゲームソフトの内容を紹介するPOPの一種。ソフトメーカーから送られてくる販促品を利用したり、店長や仕入れ担当者などが書く。
 販売価格も高く、開封後は返品も受けられないゲーム機本体ゲームソフトは、買う前のデータ収集がとっても大切。逆に、ゲーム販売店側としては、「どんなゲームなのか」ということをアピールする必要がある。 ちなみにぼくの場合、自分で書いていても、「店長オススメ」とか「一番売れています」というのが、いかにもウソっぽかったので、独自に「店長も遊んでいます」とか「店長も買いました」という表示 にした(^^

常連客■じょうれんきゃく

 「そのお店をよく『利用する』お客様」のこと、かな。ただし、「俺はあの店の常連だぜ」と思ってるお客様のほとんどが、店員からは、そうは思われていないことも多いです。なごやかな雰囲気作りも大切なんだけど、「ただ来店して、店員とお話をするだけ」という行為は、悪く言えば営業妨害(時々、人生相談並に長い方もいらっしゃいますので・・・)。必ず毎週来店されて、買っていただけるような 方は、1000人に1人くらいしかいないですねぇ(^^;

初回生産分■しょかいせいさんぶん

 最初に出荷されてきた商品。「ドリームキャスト(セガ)」のゲームソフトに多かった、「通常版と定価が一緒だけど、何か+αが 付いてる」商品。+αの部分は、大量に生産できるトレーディングカードなどが主流。限定版とは違い、予約さえすれば、かなりの確率でもらえます。
 普通、「限定版200本。通常版50本」というように、深い 「読み」が必要になる発注。けれども、この初回生産分は、「初回生産分が終わったら通常版になる」ので、「全部で250本」とか「様子見で150本」とかいう、気分的に楽な発注ができる(^^;

初期型■しょきがた

 発売直後の形式番号を持つ、ゲーム機本体のこと。中古品を扱うゲーム販売店の、「買い取り価格の一覧表」とかによく出現 。「初回」生産分を意味する「初期ロット品」と区別するために、不具合の回避などの改良が行われても、形式番号が変わっていなければ、こう呼んでいます。ちなみに、「プレイステーション2(SCE)」の初期型は「SCPH-10000」という形式番号を付けられています(^^

初期不良■しょきふりょう

 販売された時点で故障していること。もちろん、交換・修理は無料 、返品も可能。んだけど、自分でキズをつけたり、壊してしまったりした人がこれを偽ってくる例も多いので、全体から見るとそう多くない。また、新発売のゲーム機本体に、初期不良や不具合があるのは(もちろん問題なんだけど)当たり前。初期型を買わないで、バージョンアップを待つ、というのも選択肢(^^

初期ロット品■しょきろっとひん

 「ロット(生産上の同一品)」が示す通り、「最初に生産された分」ということで、ここでは主に「ゲーム機本体の初回生産分」の意味。形式番号に変更がなければ、2回目以降の生産分も含まれる「初期型」との違いに注意。ところで、 「初期ロット品(初期型)は危険」というセリフはゲーム機本体に限らず、携帯電話や家電製品などに、もれなく付いて回ります。「十分なテストができたかどうか」という「生産力と納期のせめぎ合い」なんでしょう、たぶん(^^;

新古品■しんこひん

 未開封のままで、棚に並んでいる中古品のこと。「買ったけど、開けずに売りに来た」「買ったけど、遊ぶ時間がなかった」「もらった(懸賞やパチンコで当たった)ものを売りに来た」「プレゼントがかぶったので1つを売りに来た」「万引き(窃盗)や強盗→換金」などの理由で、意外と頻繁に生まれる。新品同様なのに販売価格が安めなので、出会えたらラッキー。「試遊台に入ってた新品」という「新古品モドキ」 という兄弟もいる(^^;

新古品モドキ■しんこひんもどき

 まさひこの造語。「開封されてはいるけど、限りなく新品に近い中古品」のこと。ゲーム販売店は、試遊台ゲームソフトの配布がなかったり、数が足りなかったりしたとき、新品を開封して入れておくことがあります。1枚(本)のソフトを犠牲(?)にすることで、5本以上、売り上げが伸びるなら本望、というわけ。使用後、少し値引きをして販売してしまえば損失も少ない、という生い立ち。開封されていない「新古品」とは異母兄弟(^^

新品■しんぴん

 ゲーム販売店で売っている状態。開封される前、使用されていないもの。買った後でも、この状態のままなら、返品可能。開封すると、遊んでいなくても「中古品」と見なされるので注意。「俺は新品だけ! 中古品なんて絶対買わない。」なんて人も多い。中古品に比べて利益(儲け)率が低く、常に在庫リスクを負っているので、商売としては難しいところ。といっても、発売日に強力なパワーがあるゲーム業界では花形。似たものに、新古品というのもある(^^

スケジュール表■すけじゅーるひょう

 ゲームソフトの発売予定表。主にゲーム雑誌などに書かれている。大きく書き出してPOPとして掲示したり、注目のゲームソフトの情報を配布したり、という作業は予約を取るための重要な作業のひとつ。ただし、ゲーム業界は発売延期が当たり前な世界。ゲームソフト発売日が延期になるたびに、書き直したり印刷し直したりする必要があり、どんどんぐちゃぐちゃになっていく、かわいそうな存在(;;

説明書■せつめいしょ

 取扱説明書。ゲームソフトパッケージや 、ゲーム機本体に入っている。
 多くの場合、「必ず最初に読んで、保存しておくように」という文章すら読まれずに闇に葬られるもの。もちろん、「説明書を読まなくても、十分遊べるゲーム」が一番 ですけどね。必ず付いているのでジャマっぽいけど、なければないですごく不便。それと、ゲーム機本体の説明書には保証書がついていることが多いので注意。中古品としてゲーム販売店に売りに行くとき、これがないと値引きをされたり、買い取り自体を断られることもある。

ゼロ発注■ぜろはっちゅう

 ゲーム販売店が、そのゲームソフトを1本たりとも発注(=注文)をしないこと。発注数が0 なので、入荷数も0。
 毎週、とんでもない数が発売されるゲームソフトのうち、売れるのはごく一部。基本的に、「人気作を99本、人気のない作品を1本」という品揃えをするよりも、「人気作のみ100本」というように発注しないと、(大型量販店や大規模チェーン店などを除く)ゲーム販売店は「あっ」という間に潰れ ます。ゲームソフトは返品できず、仕入れ原価も高いので、こうするしかないのだ(;;

専売■せんばい

 「ココでしか買えない」というような販売方法。「各販売店が、それぞれ独自のグッズを付ける」ことではなくて、ゲームソフト自体のバージョン違いが「その販売店(グループ)だけで売っている」ということ。「当グループだけのオリジナル色!」というのもアリ。インターネット専売コンビニ専売

前日販売■ぜんじつはんばい

 発売日前日に売ること。ゲームソフトゲーム機本体は、発売日の前日か、前々日にはお店に到着しています。到着次第、お店に並べて売ってしまう、ってコトですね。
 ソフトメーカーからも「前日販売はお止めください」という「建前通達」が送られてくるんだけど、結局は売れれば問題ないので、処罰などはないに等しい。最終的には、お店のモラルの問題。また、自分のことを常 連客だと思っている人は、前日に様子をうかがいに来ることが多く、店長や店員に「売ってくれよー」と詰め寄ってくる(^^;

ソフトメーカー■そふとめーかー

 ゲームソフトか、ゲーム開発のためのソフト(ミドルウェア)を作っている会社。販売や広報専門の「パブリッシャー」と呼ばれる会社もあるけど、単に「ソフトメーカー」という場合は、「発売元」をさすことが多い。

用語の追加・訂正、もっと詳しく書いてくれー、などなどのご要望はまさひこまでお気軽にー。


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2004-3-1更新:まさひこ